当機構について
順天堂大学は2021年4月、さまざまな社会課題の解決を目指し、「スポーツ」と「医学」分野の有機的な連携を強化する組織としてスポーツ健康医科学推進機構(Juntendo Administration for Sports, Health and Medical Sciences, JASMS)を設置しました。本機構が中心となって、スポーツ健康科学研究科・医学研究科をはじめとした各研究科・学部、研究センターなどの連携をさらに強化します。
また、学内だけでなく、企業や地域の皆さまなど学外との新たな関係構築も積極的に行います。医学部とスポーツ系学部の両方を併せ持つ大学が限られているなか、両学部ともにトップレベルにあるのが本学の強みです。
これまで以上に「健康」が注目される時代にあって、健康総合大学・大学院大学を掲げる本学ならではの英知を社会に還元していくためにも、スポーツ健康医科学の新しい視点のもと、社会課題の解決に向けた活動をさらに加速させてまいります。
機構長 挨拶
機構長
鈴木大地
スポーツ健康科学部・副学部長/教授
2020年秋までの5年間、スポーツ庁長官の職を経験させていただきました。そのなかで、心身の健康維持や国民医療費の抑制、地域の創生など、日本そして世界が抱える社会課題の解決に対して、スポーツ医科学の果たす役割がさらに重要になってきたと考えています。
そこで、本学の強みである「スポーツ」と「医学」の連携をより強固なものにし、さらに学外の力もたくさんお借りして、これらの社会課題の解決を目指す組織がスポーツ健康医科学推進機構です。 アスリートをはじめ、子どもから高齢者まで幅広い層に対してスポーツの効能・効果を体感していただくには、スポーツだけ、医学だけにとどまらず、専門家が垣根を超えて連携し、シナジーを発揮することが重要だと感じています。
同じ課題意識を共有する企業や地域の皆さまと共に、このような活動を前進させたいと考えています。本学がこれまでにお付き合いの少なかった業界の皆さまや、組織の規模や業態を問わず社会の課題に果敢にチャレンジされている皆さまとも、ご一緒できることを楽しみにしております。お問い合わせをお待ちしております。
機構長のインタビューはこちら
霞が関から再び本郷へ。鈴木大地教授が考える「スポーツと医学の融合」のこれから
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4つのテーマ
Health
Promotion
[健康・スポートロジー]Next
Generation
[子どもたち]子どもたちにスポーツの楽しさと、競技適性の認識を
スポーツの楽しさや競技適性を認識してもらうことで、幼児期からの運動習慣形成、体力向上、さらに次世代アスリートの育成に寄与します。
Community
Planning
[地域・まちづくり]High
Performance
[競技力向上]ミッション
本学の資源を活かした5つのミッション
JASMSのミッションを「研究」「診療・予防医学」「教育・支援」「スポーツ振興」「産学連携」と設定して、順天堂大学の資源を最大限に活用します。 教育研究機関として分野横断的にスポーツ医科学研究を推進するとともに、医療機関として診療・予防医学に一体的に取り組みます。また、今後はアスリートやスポーツ従事者への教育・キャリア支援、健康長寿社会を目指したスポーツ参画人口の拡大にも、より一層注力していきます。 さらにJASMSの最大の特長の一つは、産学連携を積極的に推進していくことにあります。産学相互に不足している資源を補完し合う独創的な連携によって、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいきます。
企業・地域の皆さまへ
業界や業態を問わず、同じような課題意識をお持ちの皆さま、この分野での新しいチャレンジを検討されている皆さまからのご連絡をお待ちしております。