本テーマへの取り組み

スポーツ医科学の知見を活用して、病気の予防や改善、健康増進の効果を検証し、多くの人々が健康で豊かな生活を送るための取り組みを進めます。

アスリートのように競技性の高いものだけがスポーツではありません。近所をウォーキングしたり、通勤のときに階段を昇り降りしたりすることも立派なスポーツです。そうしたスポーツが、カラダやココロの健康を維持増進するために有効なことは言うまでもありません。さらに、「Exercise is Medicine.」と言われるように、スポーツによって病気を予防したり、病気を改善したりできることもわかっています。

そうしたスポーツが果たす役割があらためて注目されている今、JASMSでは企業や地域、行政の皆さまと協力して、スポーツ・医療・ヘルスケアやその境界領域に関するさまざまな課題解決に貢献していきます。

現在進行中のプロジェクト

学内のスポーツドクター活動実態調査

医学部6附属病院に在籍するスポーツドクターの活動実態を調査したところ、整形外科、産婦人科、循環器内科をはじめ16診療科にスポーツドクターが在籍しており、その人数は合計74名に上ることがわかりました。 また、活動の場となる競技種目もプロ・アマチュアスポーツを含め26種目にわたるなど、幅広い競技現場でその専門性を生かした活動を行っています。

健康・スポートロジー
競技力向上

プロスポーツチームへの医科学サポート

本学では2020年度からロッテマリーンズにチームドクターの派遣や新人選手の体力測定を実施しています。また、2021年度からは読売巨人軍とも連携し、チームのコーチングスタッフや栄養士との定期的な会議などを実施して、選手のコンディショニング向上に貢献しています。

地域・まちづくり
競技力向上

アート×テクノロジー×スポーツコンテンツの提供

(株)ネイキッドとパナソニック(株)との共同研究として、スポーツ拡張体験システム「NAKED SPOREV.」を2022年4~5月にキャンパス内に設置しました。楽しく運動することで運動習慣のない若年層の行動変容を促すシステムを、期間中230名以上が体験しました。

健康・スポートロジー
子どもたち

企業・地域の皆さまへ

JASMSでは4つのテーマ「健康・スポートロジー」「子どもたち」「地域・まちづくり」「競技力向上」について、スポーツ健康医科学の視点のもと、社会課題の解決に向けて取り組んでいます。

業界や業態を問わず、同じような課題意識をお持ちの皆さま、この分野での新しいチャレンジを検討されている皆さまからのご連絡をお待ちしております。