令和6年度スポーツ庁委託事業「幼児期からの運動習慣形成プロジェクト(幼児期からの運動遊び普及事業)」の公募について

1.事業名

幼児期からの運動習慣形成プロジェクト(幼児期からの運動遊び普及事業)

2.事業の趣旨

子供の運動習慣は、子供を取り巻く大人の考え方が大きく影響することから、保護者や先生等(以下、保護者等)の意識・行動が変化する取組や、子供の運動習慣形成につながる取組が重要である。本事業は、「4.事業の内容」の普及事業を行い、その効果を検証し、効果的な取組等を全国に普及することで子供の運動習慣形成を目指すものである。

3.公募対象

業務の委託先は、都道府県、政令指定都市及びこれらの教育委員会とする。

4.事業の内容

受託者は、域内の教育委員会、体育・スポーツ協会、大学等の各種団体や、幼稚園、保育所、認定こども園、小学校等と連携し、子供の運動習慣形成のため、(1)から(4)までの取組を行う。なお、幼稚園、保育所、認定こども園、小学校と連携して実施するときは地方公共団体内のこれらの主管課と連携又は協働して行うこと、障害の有無にかかわらず様々な子供を対象とした取組であることが望ましい。

(1) 保護者等を対象とした子供の運動遊びの重要性に関する普及・啓発
受託者は、保護者等に運動遊びの重要性を認識させることにより、効果的にその意識・行動が変化する取組を実施する。
計画に当たっては、事業終了後の継続や発展が見込めるものであること、域内の複数自治体・行政区で実施すること、(3)に示す定量調査が有効となるよう対象となる保護者等の人数を合計100人以上とすることが望ましい。

(2) 幼児及び小学校児童を対象とした「運動遊び」の提供
受託者は、事業終了後も子供や保護者等が日常的に運動遊びに取組むことにつながるよう、子供を対象とした運動遊びを提供する。運動遊びの提供に当たっては、保護者等を巻き込んだ取組とすることが望ましい。

(3)事業の評価・効果検証
受託者は、順天堂大学と連携して、(1)及び(2)の実施前後で、順天堂大学が提供する以下の共通項目について、保護者等への定量・定性調査により効果検証を行うこと。この効果検証では、比較対象として、参加していない保護者等にも調査を実施し、普及・啓発の効果を検証すること。
<共通項目>
ア 「子供が活発に体を動かして遊ぶ機会が少ない」と答えていた保護者のうち、「子供が以前より活発に体を動かして遊ぶようになった」と回答する割合
イ 「子供が体を動かして1日60分以上遊ぶようになった(又は既に1日60分以上遊んでいる)」と回答する割合
ウ 「子供の不活動時間(スクリーンタイム等)が減少した」又は「子供の不活動時間を減らすことを意識するようになった」と回答する割合
エ 「子供の睡眠や食事などの生活習慣の改善を意識するようになった(又は既に意識している)」と回答する割合
オ 「子供と一緒に体を動かして遊んだり、運動したりするようになった」と回答する割合
カ 保護者自身の「不活動時間の減少を意識するようになった」と回答する割合
キ 「子供に運動遊びを習慣化させるための働きかけを意識するようになった(又は既に意識している)」と回答する割合
※ただし、受託者は、実施する取組の内容に応じて、順天堂大学と協議の上、調査項目を変更することができる。

(4)情報交換会への出席及び事業成果の報告
①情報交換会
受託者は、順天堂大学及び同大学が設置する事業推進委員会が開催する情報交換会(期初および期中の2回を予定、オンライン開催予定)に出席するとともに、その時点における実施計画や中間報告等を行うこと。
②シンポジウムにおける成果発表
受託者は、順天堂大学が開催するシンポジウムに出席し、取組の成果を発表すること。なお、事業経費予定額には、シンポジウムの参加に必要な経費を計上すること。
・開催時期 令和7年2月下旬(予定)
・開催場所 順天堂大学本郷・お茶ノ水キャンパス(予定)
③事業成果報告書の作成
受託者は、実施した事業の結果について事業成果報告書を作成し、電子データにて順天堂大学に提出すること。なお、報告書には、事業終了後の継続的な取組等についての具体的な計画案又は見通しについても記載すること。

なお、事業の計画及び実施に当たっては、以下の点に留意すること。
・事業内容(1)及び(2)については、令和4年度又は令和5年度からの継続事業も対象とするが、前年度までの同プロジェクトで得られた調査結果を踏まえた内容や、参加者の拡大等の発展的な内容を含むものとする。
・受託者の事業計画や実施状況に対して、スポーツ庁、順天堂大学又は同大学が設置する事業推進委員会が助言を行うことがある。
・受託者の域内において、スポーツ、教育、保育担当部署等の効果的な連携を図ること。
・本委託事業終了後においても、上記(1)及び(2)が継続的又は発展的に取り組まれるよう、体制等について検討すること。

[事業スキームについて]
順天堂大学は、「令和6年度 幼児期からの運動習慣形成プロジェクト」をスポーツ庁より受託し、本事業を含むプロジェクト全体の運営・管理を実施している。
本事業については、スポーツ庁と協議の上、全体企画、案件組成等に関する事務局業務(公募の実施、採択、再委託手続など)、事業の実施支援、進捗管理などを行う。

5.企画競争に参加する者に必要な資格に関する事項

公募要領を参照のこと。

6.事業期間

本事業の委託期間は契約を締結した日から、令和7年3月5日(水)までとする。

7.事業規模及び採択件数

(1)事業規模:1件当たり 5,400 千円(税込・上限額)
(2)採択件数:5件(予定)
最終的な採択件数については、スポーツ庁の承認を得た上で、順天堂大学が設置する事業推進委員会が決定する。

8.選定方法等及び選定結果の通知

公募要領を参照のこと。

9.公募説明会の開催

開催日時:令和6年4月16日(火)11 時 00分 開始
開催方法:オンライン(Zoom)で実施する。
説明会へ参加を希望する機関は、所属、氏名、連絡を記載の上、令和6年4月15日(月)12時までに、件名を「【説明会希望】幼児期からの運動習慣形成プロジェクト(幼児期からの運動遊び普及事業)の公募について」とし、E-mailにて事前登録を行うこと。
※公募説明会では応募に際しての手続きに関する説明のほか、前年度までの事業成果などを踏まえ、幼児期の運動習慣形成に有効と考えられる情報の提供などを行う。

10.参加表明書の提出

本企画競争においては、参加表明書の提出は要しない。

11.企画提案書等の提出場所・提出方法・提出書類・提出期限

公募要領を参照のこと。

12.契約の締結に関する取り決め

公募要領を参照のこと。

13.スケジュール

(1)公募開始:令和6年4月10日(水)
(2)説 明 会:令和6年4月16日(火)11時
(3)公募締切:令和6年4月30日(火)17時
(4)審  査:令和6年5月上旬
(5)契約締結:令和6年5月中旬以降
(6)契約期間:契約締結日から当該年度の3月5日(水)まで

公募要領等のダウンロード

詳細については、以下の公募要領等を参照のこと。

公募要領・審査基準 [PDF形式]

企画提案書(様式1) [Word形式]

誓約書(様式2)[Word形式]

委託要項 [PDF形式]

スポーツ庁委託事業事務処理要領 [PDF形式]

質問と回答[PDF形式] 【←4/22更新】

【参考】「幼児期からの運動習慣形成プロジェクト」取り組みのまとめ(順天堂大学スポーツ健康医科学推進機構)

お問合せ先

公募要領を参照のこと。

本公募は、スポーツ庁からの委託を受けた学校法人順天堂において実施しています。
下記のスポーツ庁ホームページにおいても同一の内容を掲載しています。
【スポーツ庁 公募情報】
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/boshu/detail/jsa_00285.html