順天堂大学ハイパフォーマンス・トランスレーショナル・リサーチ拠点は、オリンピック・パラリンピック等で活躍するアスリートの競技パフォーマンス向上を目的とした先端的スポーツ医・科学研究を、スポーツ科学・医学・データサイエンス等を基盤として推進します。
[01]
脳の構造・ 機能解析
アスリート脳の機能解析とトレーニング技術の開発
アスリートを対象とした先端的MRI技術による統合的な神経可塑性の評価、競技成績・各種認知運動スキルを縦断的に計測してアスリート成長過程の評価を行う。
また、VR/ARトレーニング法を開発・実践し、トレーニングによる脳機能変容の評価を行う。これらを通して、日常のトレーニングにより誘導される競技成績向上をもたらす神経可塑性を探索する。
[02]
腸内細菌
腸内細菌叢タイプ別に持久力向上に有効な物質の特定と食品の探索
持久系種目の男子大学生アスリートの腸内細菌叢を分析し、どのようなタイプに分類できるかを明らかにする。さらに、消化器内科学を中心とする医科学、スポーツ科学、情報科学分野を融合し、腸内細菌叢のタイプ別に、短鎖脂肪酸の産生を介してアスリートの持久力を向上させる可能性のある食品成分を探索する。
[03]
厚底シューズ
厚底シューズが身体に及ぼす影響と障害予防に関する研究
大学生陸上長距離アスリートの外傷・障害発生と、厚底シューズ使用状況およびトレーニング内容に関するデータベースを構築し、スポーツバイオメカニクス的アプローチによって、その関係性を分析する。外傷・障害の予防となりえる因子を抽出し、本学陸上競技部等のアスリートにおいてその実装試験を行った後、HPSCや陸上競技団体と連携し、選手個々の特徴に合わせた競技現場への還元を行う。
[04]
AI体操採点支援システム
AIシステムを練習・トレーニング現場への導入することで、新しいトレーニングメソッドを開発及び3D動作分析研究を展開し、国際競技力向上に貢献する。
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